中村憲剛のイクメン対談 第5回 のぶみさん
VOL.1「子どもたちの自由な発想に刺激を受ける」

中村憲剛&のぶみさん

中村憲剛とスペシャルなゲストが、育児の楽しさや喜びについて話し合う「中村憲剛のイクメン対談」もなんと5回目を迎えました。今回は作品を160冊以上発表し、『ぼく仮面ライダーになる!』シリーズや、『しんかんくん』シリーズなどで子どもに大人気の、絵本作家のぶみさんです。
のぶみさんの意外なキャリアや、中村憲剛選手とお子さんの家庭での雰囲気など、プライベートな話にも踏み込みました。そして虐待を減らすためには何ができるのか?子どものみならず親に向けて真摯なお話しも語っていただきました。

――元々、お二人の接点はあったのでしょうか?

のぶみ:あります。NHKのみいつけた!という番組の打ち上げで。最近ですよね。

中村:夏過ぎだったかな?

のぶみ:僕はすぐ気づいて。あ!中村憲剛選手がいる!って。

中村:みいつけた!とフロンターレのコラボでオフロンスキーというキャラクターをやったんです。それで、その打ち上げに家族で呼んでいただいいて。

のぶみ:ちゃんとやってましたよね。服を着て。やらせてしまって申し訳ないなあと。年に一回だけ打ち上げをやるんです。

中村:制作の人とかも集まって。大丈夫かなあと。衣装もウチのフロンターレのスタッフが用意したんですが。

のぶみ:やる気満々じゃないですか。

中村:僕は、恥ずかしいからイヤだって言ったんです。(笑)ただでさえ行くのが申し訳ないと思ってたし、そのうえ踊るなんてイヤだって言ったんです。

のぶみ:オフロスキーでさえその格好してなかったですからね。あれ、なんでだろうって?

中村:僕もあれ?って。(笑)

のぶみ:オフロンスキーの方がオフロスキーだったり。

中村:そこにのぶみさんがいらっしゃって。

のぶみ:会場でお見かけして「ああ!」ってなりました。森沢さん(編集注:イクメン対談第4回にご出演 http://www.child-one.org/?p=2094)という僕の友だちがいまして。森沢さん経由で中村憲剛さんに絵本を送ったんです。

中村:頂きました。

のぶみ:ちゃんと届いているんですね。それを今日は聞いて帰ろうと思ったんです。

――中村さんは、のぶみさんにどういう印象を持っていました?

中村:子どもたちが絵本を読んでいましたし、ウチの奥さん、のぶみさんの本が好きなんです。地元が近いんですよね。

のぶみ:そうなんです。

中村:それもあって、奥さんがのぶみさんに親近感を持っていて、僕にのぶみさんの絵本も渡してくれてたんです。僕も子どもが寝る前に絵本を読むので、のぶみさんの絵本で、仮面ライダーとか戦隊物だったりいろいろありますよね。僕もノリやすいので、既に読んでいて知ってたんです。絵本もいただいていたので、僕も勝手に親近感を抱いてました。

――お二人は子どもと接する機会が多いお仕事ですよね。のぶみさんは絵本作家と言うお仕事の中で、お子さんたちと関わっていて印象深いエピソードなどあればお願いします

のぶみ:ウチは審査があるんです。絵本のラフがあって、子どもに見せてもう一回読んでと言わないと出版されない、そういう掟があるんです。

中村:へぇ!

のぶみ:編集者よりずっと厳しいんです。どれが面白いか、選んでもらうんです。子どもって何が面白いのか説明してよ、と言っても説明できないんですが、どっちが面白かった?と聞くと必ず指差すんです。だから2つ以上絵本のラフを書きためて、どっちが面白いというのを聞くんです。それはドキドキしますね。

中村:自分が自信ない方を指差されたりしませんか?

のぶみ:あ、そっちなんだって時もあります。子どもの小学校では当番制で、お母さんやお父さんが朝礼前に読み聞かせするという集まりがあるんです。かんたろうのパパ(編集注:のぶみさんご本人のこと)は結構人気で、パパが来るぞーってなると読み聞かせています。「僕が書いてるよ」と言うと、子供たちが「知ってる」とかって言ってくれるんです。。
僕の絵本の主人公はすべて「かんたろう」になっているので、「かんたろうを見ていじめたりしないでね」って言うと、「いじめなーい」「いじめない人は?」「はーい」って答えてくれます。
けれども本人が「でもかんたろうがいじめる!」って言うんです。そりゃダメでしょって。かんたろうが悪い時もあるんだって(笑)。うちのかんたろうとあんちゃんは絵本作家になるって言ってますね。絵本作家になりたいって書いていたり。
(編集注、それぞれのぶみさんのご子息で、かんたろうとは長男、あんちゃんが長女)

中村:嬉しいですね。

のぶみ:嬉しいです。サッカー選手になりたいって言いません?

中村:息子はそう言ってくれます。

のぶみ:無印良品の絵本ノートというのがあって、それをウチに置いておくんです。真っ白い、絵本みたいなノートなんです。それを置いておくと、みんな書いてくれますね。かんたろうが3歳になるまでに20冊くらい書いてますね。

中村:20冊!すごいですね。

のぶみ:結構面白いです。

中村:子どもの書く物語って、ええっ?っていうストーリーになるんだけど、面白いんですよね。僕らは大人だし、常識があるじゃないですか。だけど子どもたちの発想は自由だから、ええっ!ていう僕らがびっくりするような展開に平気でするのが面白い。

――お子さんお二人とも書いているんですか?

中村:書いてますね。

のぶみ:ウチはものすごい量書きますからね。

中村:お父さんが書いているからでしょうね。

のぶみ:俺も書くとか言って、サイン練習したりしてます。

中村:環境ですね。父親がサッカー選手だから僕もサッカー選手になりたいって言ってるようなものですね。

※次回VOL.2も近日公開予定です。お楽しみに!!

 

■のぶみ Nobumi
これまでに160冊もの絵本を出版。
アニメに、NHKおかあさんといっしょ『よわむしモンスターズ』、NHKみいつけた!『おててえほん』、絵本に、『しんかんくん』シリーズ、『ぼく、仮面ライダーになる!』シリーズ、
『おひめさまようちえん』シリーズ、『トッキュウジャーかぞく』シリーズなど。
絵本『ダンスアース』ではEXILEウサさんと、『会いにいくよ』では漫画家森川ジョージさんと、コラボレーションしました。
また、内閣府の「子ども・子育て支援新制度」のシンボルマークであるすくすくジャパンキャラクターなども手がけました。
福島の子どものためのチャリティゆるキャラ、あたまがふくしまちゃんは、ゆるキャラグランプリ2013、2014で2年連続東北1位に輝く人気キャラクターとなりました。絵本作家のぶみのオフィシャルホームページ(http://www.nobmi.com/)
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