中村憲剛のイクメン対談 第8回 マクジルトン・チャールズさん VOL.3「“If mom’s happy everybody’s happy”(お母さんが幸せならみんな幸せ)」

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――家族とはどんなふうに過ごされていますか?

中村:普通に出かけたりもしますし、僕は子どもの遊び心とか想像性を大切にしたいので、クリスマスとかは毎年どうやってプレゼントを渡すか策を練ってますね。まだ、3人ともサンタさん信じてます。

チャールズ:おー。おめでとうございます(笑)。私は毎晩家族と一緒に食事をとることと、夜と日曜日は仕事をしないようにしています。会社から少し遠いところに住んでいてだいたい2時間くらいかかるので夕食の時間までに帰るのは大変です(笑)。でもそのおかげで朝早く出社するようになりましたし、仕事も集中して効率よくできるようになったんだと思います。

中村:ごはんを家族と一緒に食べるっていうのは、僕自身も基本的にはそうしたいと思っています。ごはんを食べながら、妻や子どもたちからその日あった出来事とかを聞くのは楽しみの一つですね。こんなこと言えるようになったんだとか、子どもの成長を感じられるのは良いですね。
仕事柄ある程度時間にゆとりがあるので、試合のときとかは難しいですけど、普段は練習終わりに幼稚園に迎えに行ったりとか、一緒にごはん食べたりとか子どもたちとの時間を大切にしています。たぶん今しかできないことなので。

――家族でのルールを教えてください

チャールズ:私の家では2つあります。一つは奥さんに幸せになってもらうこと。もう一つは他人に迷惑をかけないことです。奥さんが幸せじゃないと誰も幸せになれないです。
「“If mom’s happy everybody’s happy”(お母さんが幸せならみんな幸せ)」
私の父に教えてもらったことです。

中村:大事ですよね。うちも妻が司令塔なので(笑)。家訓みたいなのはないですけど、常に本気というか全力というか熱意を持って子どもたちと接していますね。親がどれくらいの気持ちで接しているかは絶対伝わると思うので。

――子どもが生まれてから変わったことはありますか?

チャールズ:特にないですね(笑)。

中村:僕はサッカー選手で、人に見られる職業ということもあって、応援してくれているサポーターの子どもたちはもちろん、自分の子どもたちにとってのヒーローであり続けたいなって思うようになりましたね。28歳になる年に一番上の子が生まれて、いま小学4年生なんですけど、パパカッコいいなって思ってくれるようなプレーをし続けたいなって。だから、いまは一番下の子が物心ついてしっかりするまでは現役を続けたいなって思っています。30過ぎたらもう終わっていくのかなと思っていたときもありましたけど、粘ろうかなっていう気持ちが生まれましたね。

チャールズ:アハハ。子どもが生まれてから生活リズムは変わった?

中村:子供中心の生活になりましたね。スポーツ選手にとって食事・睡眠は死活問題なので当初は不安もありましたけど、奥さんの協力もあって全くストレスを感じることなく生活できていますね。むしろ、家族が与えてくれる楽しさとか喜びの方が大きいです。だから、個人的には子どもたちのおかげで“楽しい人生を送れているな”って思ってます(笑)

――お二人のお子さんはご自身に似ていると思いますか?

チャールズ:息子はいたずら好きなところは似てるかな(笑)。娘は奥さんに似てしっかりしてますね。

中村:うちと一緒だ(笑)。

――いじめに対して、親の立場からできることは何でしょう?自分の子どもがいじめられていたら、どうしますか?

チャールズ:幸い、私の子どもはいじめを受けたことはありません。ただ、子どもたちに自分が楽しいと思ってやっていることでも、相手はそう思っていないかもしれないということを教えてあげなければいけないと思うんです。大事なのは親が子どもたちに気持ち、感情をコントロールして相手の立場になって物事を考えて行動できるように教えてあげることだと思います。

中村:いじめは良くないってただ言うだけじゃなくて、実際にチャールズさんのように子どもたちに想像させ、考えさせることはすごく大事だと思います。そうしないと子どもたちの心まで伝わらないと思いますね。

 


――最後にチャールズさんから中村憲剛さんにこの活動に対して一言お願いします

チャールズ:本当に素晴らしい活動をされているんだなと思いました。

中村:周りのサポートのおかげです。

チャールズ:つながりをとても大切にされているので、今回の対談をきっかけに何か一緒にできたら良いなと思っています。今日はありがとうございました!

中村:こちらこそ、ありがとうございました。是非、よろしくお願いします。

 

※次回総集編も近日公開予定です。お楽しみに!!

 

◆マクジルトン・チャールズ
1963年生まれ。1982〜86年アメリカ海軍勤務。84年に横須賀基地に赴任。91年、上智大学で修道士を目指す勉強のため再来日。この頃から山谷で炊き出しに従事。大学卒業後、山谷の路上生活者のための自立センター設立を目指し活動。1997年1月〜1998年4月まで隅田川沿いダンボール生活した。2000年山谷である連帯組織(フードバンク活動のために)協同代表者になった。2002年初のフードバンクをNPO法人化(セカンドハーベスト・ジャパン)。He currently promotes food banking in Japan and Asia.